あけましておめでとうございます。

11月末に昨年最後の催事を終えてからというもの、長らく先延ばしにしていた事務所や倉庫の整理に着手していた年末。
長年の間に貯め込んでしまった荷物をずいぶん処分しましたが、まだまだ先が見えません。年明け以降も折を見て作業を進めなくては。

その他にも師走らしくこまごました用事が重なり、12月中旬以降はご注文への対応を除く通常業務をすっかり滞らせてしまいました……。
それでも大晦日にはどうにか一区切りつけて、年が変わる瞬間にはウェブショップの商品登録作業をして過ごせたのが幸い。
これだけは開業以来毎年続けている習慣で、12年前の大晦日と同じようにパソコンに向かい書誌情報を入力しながら年越しを迎えると初心に帰るような心持ちになります。

振り返ってみれば昨年は常に何かしらのタスク？宿題？を複数抱えている状態で、時間のやりくりを求められる一年でした。
中には当店のキャパシティ以上の仕事を引き受けてしまうことも何度かあり、「これはいよいよパンクしてしまうか」という危うい局面を迎えたものでしたが、乗り越えてみれば良い経験になったな、と。
まあ、あまり頻繁に経験したいものではありませんが。

今年はといえば、仕事や生活のリズムが大きく変わりそうな予感。
例えばこれまで年に6回開催されていた岡山シンフォニービルの古本まつりが、ビル改修工事のため3月で一旦終わりを迎えます。
一方で新しくお声がけいただく話もありそうで、去年までのルーティンとは違った働き方が求められそうです。
昨年末から事務所や倉庫の整理をはじめたのも、いわばその準備でして。仕事場の環境を改善して変化に備えます。

先の読めない一年になりそうですが、より良い店に成長できるよう日々勉強してまいりますので、本年もお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

古本斑猫軒店主　渡邉賢二